4月下旬、ビニールハウスで、苗を育てます。
実は、軽井沢の稲作は、日本に誇る歴史があります。
田植えの時期によって、稲は発育が違ってくるそうです。
!! 早く田植えをした稲は発育が良く冷害にも強い。
!! 早く田植えをするには早く苗を育てなければならない。
!! 早く育てるためには、温床で苗を育てればよい。
!! そのために、苗代にビニールを被せ、苗を育てる。
田んぼのすみっこで、ビニールに覆われた苗代を見たことがある人もいるかもしれません。
この苗代は「保温折衷苗代」といい、軽井沢の 荻原豊次さん という方(もう既に故人ではある)
が、上記の稲の性質を発見、観察し、実験を重ね発明したものなのだ!!!
昭和17年・・・・当時は 油紙 で作ったらしい。 その後ビニールなどへ新化。
この、「保温折衷苗代」が全国へ広がり、稲作が新潟、東北地方 で盛んになるきっかけを作り、
戦後の食料事情の改善に貢献。 千葉などの温暖な土地でも「保温折衷苗代」が、より早期な育成
に有効であることがわかり、全国に普及したのだ!
信州の標高1000mを超える寒冷地での稲作・・・今でこそ「ビニールハウス」という技術によって、
早期に苗を育てることができる。 昔は、それはそれは大変だったろうな・・・。
故人の知恵、努力に尊敬!!!
そして発明者の荻原豊次さんは、軽井沢町の名誉町民。
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