Bird Well Field -- Report     
HOME      
◆「田植え準備 苗代編」 

4月下旬、ビニールハウスで、苗を育てます。

実は、軽井沢の稲作は、日本に誇る歴史があります。

田植えの時期によって、稲は発育が違ってくるそうです。
 !! 早く田植えをした稲は発育が良く冷害にも強い。
 !! 早く田植えをするには早く苗を育てなければならない。
 !! 早く育てるためには、温床で苗を育てればよい。
 !! そのために、苗代にビニールを被せ、苗を育てる。

田んぼのすみっこで、ビニールに覆われた苗代を見たことがある人もいるかもしれません。

この苗代は「保温折衷苗代」といい、軽井沢の 荻原豊次さん という方(もう既に故人ではある)
が、上記の稲の性質を発見、観察し、実験を重ね発明したものなのだ!!!
昭和17年・・・・当時は 油紙 で作ったらしい。 その後ビニールなどへ新化。

この、「保温折衷苗代」が全国へ広がり、稲作が新潟、東北地方 で盛んになるきっかけを作り、
戦後の食料事情の改善に貢献。 千葉などの温暖な土地でも「保温折衷苗代」が、より早期な育成
に有効であることがわかり、全国に普及したのだ!

信州の標高1000mを超える寒冷地での稲作・・・今でこそ「ビニールハウス」という技術によって、
早期に苗を育てることができる。 昔は、それはそれは大変だったろうな・・・。
故人の知恵、努力に尊敬!!!

そして発明者の荻原豊次さんは、軽井沢町の名誉町民。






■フィッシングギアのショッピングへ!

HOME

5/2006